診療・ケア 外科
Surgery外科
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注意するべき症状
飼っている犬・猫にこんな症状はありませんか?
- 歩行の異常
- 肢の挙上
- 関節や骨格の変形
- 肢への体重負重の減少
- 筋量の低下
- 関節の疼痛
- 関節可動域の制限
- 全体的な動きの悪化
考えられる整形外科疾患
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小型犬に多い疾患
- 各部位の骨折、外傷性脱臼、先天性肩関節脱臼、先天性肘関節脱臼、股関節脱臼、大腿骨頭壊死症、膝蓋骨内方脱臼、前十字靭帯断裂、脛骨内弯症、免疫介在性関節炎 など
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大型犬に多い疾患
- 各部位の骨折、外傷性脱臼、離断性骨軟骨症、肘関節形成不全、先天性肘関節脱臼、股関節形成不全、膝蓋骨外方脱臼、前十字靭帯断裂、変形性関節症、免疫介在性関節炎 など
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猫に認められる疾患
- 各部位の骨折、外傷性脱臼、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、大腿骨頭すべり症、遺伝性代謝性疾患(蓄積病、骨形成不全症、スコティシュホールドの骨軟骨異形成症、先天性甲状腺機能低下症、くる病など)に起因する歩行異常、栄養性整形外科疾患(栄養性二次性上皮小体機能亢進症、腎性二次性上皮小体機能亢進症、ビタミンA過剰症など)に起因する歩行異常 など
治療の流れ
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➀ 問診・視診・触診
問診として、品種、年齢、主訴、発症時期、進行の程度などの情報からある程度、疾患の推測が可能となります。
視診は診察室内での姿勢観察、起立時の肢の位置、体重負重の程度、筋肉の対称性などを観察します。場合により、筋量や関節可動域の測定を行います。次いで歩行検査により、歩様異常の有無を確認します。
触診ではまず一般的な触診として体幹部、四肢の触診を行い、皮膚や筋肉組織の異常、関節の腫脹や熱感の有無を確認します。 -
➁ 追加検査の実施
整形外科学的徒手診断として各関節可動域検査、キャンベル法、二頭筋腱テスト、肩関節引き出し試験、肩関節外転試験、アキレス腱、膝蓋骨脱臼の触診、前十字靭帯断裂の触診(脛骨前方引き出し試験、脛骨圧迫試験など)、股関節形成不全の触診(バーデンテスト、オルトラニーテストなど)を実施します。状態より神経学的検査を実施し、神経疾患との鑑別を行います。最終的にはレントゲン検査や超音波検査、CT、MRIなどの画像検査の結果から総合的に診断します。
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➂ 治療のご提案
疾患に応じて、治療法には保存療法と外科的治療がありますが、多くの疾患の場合、手術適応となります。
術前には血液検査、尿検査、レントゲン検査、超音波監査などを実施し、合併症の有無や全身麻酔下での手術が可能かを判断します。
手術が必要な場合には、日程調整を行い、手術の方法や予後、麻酔や合併症に対するリスク、手術日までの注意事項などについての説明を行います。説明の中で不明な点や疑問な点があれば、随時ご相談ください。 -
➃ 治療の評価
治療の評価としては、ご自宅での歩様状態の確認、診察時の視診、触診、レントゲン検査、超音波検査などから判断していきます。
治療状況によりリハビリテーションや体重管理などをご提案します。リハビリテーションは運動機能回復をサポートし、関節機能の改善に役立ちます。
当院では、理学療法に加えて、運動機能の回復に有効なウォータートレッドミルなどによるリハビリ指導も行っています。
外科からのご案内
各種検査を実施し、的確な診断、治療法の提案を行います。
経験豊富な獣医師と麻酔スタッフが責任を持って手術に臨みます。
手術前、手術後の説明もご理解いただくまで丁寧にお話させていただきます。
また、一般の動物病院では実施できない手術に関しても、対応しておりますのでご相談ください。
随時、セカンドオピニオンも受け付けております。電話やメールでのご相談、ご来院をお待ちしております。